ゆめしま海道お接待サイクリング


なんだか梅雨入り宣言が半月程早かったのではないか
と拍子抜けしてしまうお天気の尾道よりこんにちは。

と言いつつ、油断をしておりますと
昨日のように午後からドシャーと降られ
自転車でご来店されていた方はアチャー
レンタサイクルを掃除をする自転車屋はウギャー
となる訳ですけど、それでも終日降り続くよりは
自転車に関わる皆にとってハッピャー(happier)なのではないでしょうか。

かと言って、その晴れ間を享受して
ではこの自転車屋はサイクリングを満喫しているのか
と言うとこちらは相変わらずの出不精でございまして
その動かざること山の如しを動かすには
謝礼付きお使いか、美女からのサイクリングのお誘いぐらいしかございません。
いや、お使い先が美女宅だと一石二鳥…

などと妄想しておりました先日。
謝礼も美女も全く関係がないマイファーザーが
自転車を車に積んで四国山脈の向こうから現れました。

曰く「自転車でお遍路さんをするきに、必要な技術を教えんさい」

私もベースは土佐弁なのですが
最近広島弁(&備後弁)に侵食され
さらに関西弁も混じっておりますので
自分でもよく分からないチャンポン具合です。

取り合えず上の一行は
「自転車でお遍路さんをするので(土佐弁)、必要な技術を教えなさい(広島弁)」
という意味です。

そのお遍路入門希望者は
「古来稀なり」な70歳。
しかし杜甫の時代には稀であった年齢も
現代ではまだまだ現役でして
このままいきますと、卒寿(90歳)が本当の現役卒業
百寿こそが本来の古希、という扱いになるかも知れません。
ちなみに還暦2回分の120歳は大還暦と言うそうです。
その内珍しくなくなりそうですので今の内にインプットしておきます。

さて、その古来稀でない古希さん。
ゴルフに家庭菜園に忙しくしておりますので
自転車屋に来ると自転車屋よりも自転車屋らしく見える黒さです。

畑までの往復30km程をランドナーで通っているだけあって
息子よりも鍛えておりますが、いかんせん自転車はビギナー。
半年前の新車のチェーンが既に錆びておりました。

これはパーツクリーナーでキレイにした結果だそうですが
「脱脂したら注油せんと錆びるがは当たり前じゃろ」
と、やっぱりチャンポン弁で自転車屋に小言を言われておりました。
しかしキレイにする、という意識にはよくできたで賞。

それから、輪行術やパンク修理を
雨で薄暗い定休日の店内で
30年前と立場を逆にして、ビッシバッシと指導を。

まだ幾分不安ではありますが
これで取り合えず四国山脈での遭難は
避けられる程の技術をマスターされた、と思います。

さて、翌日は曇りがちながらもドライな路面となりましたので
体力測定を兼ねて、初心者向けのゆめしま海道へ
義娘と3人でサイクリングへ出発!

致しましたら、因島で義娘がパンクです。
そのタイミングの良さに
「義父に特訓成果発表の場を設けてやろうではないか」
という義娘兼長男の鬼嫁の優しい配慮の存在を疑いましたが
ともあれ本人も早速の出番に目を輝かせておりましたので
息子も黙って見守ることに…だぁーそこ違う!
それでも自転車屋のオヤジの親父かぁー!ギャーギャー

何はともあれ、走行可能な状態になりました。
お疲れ様でございました。

土佐の浜で育った父でございますので
海は身近ではありますが、そこは太平洋と瀬戸内海。
その凪いだ生名島の海に、実家に残してきた妻を想っているのかも知れません。

と思ったらえらいスピードで走り去って行きました。
元祖鬼嫁の顔が浮かんだに違いありません。

ようやくのことで追いつき
そのまま弓削島のベンチでランチタイム。

バラバラな3人の自転車は
手前からパパランドナー、息子シクロ、義娘ロード。
クロモリでリア10速、という点のみが共通しております。

弓削島に来たらここ、ということで
先日のNHK”鶴瓶の家族に乾杯”にも出演されていた
上弓削のパン屋さん(Kitchen 313さん)にも立ち寄りましたが
因島に戻る船が5分後に出発ということで
慌ただしく買い物だけして船に飛び乗りました。

そして因島からはまた元の平坦路を、と思い
労いの眼差しで古希の方を振り返ると
ゴルフコースの2ホール目へ向かう足取りぐらいの
疲れしか見せておりませんでしたので
急遽因島反時計周りコースへ。

丁度この魚の回転と同じ方向ですね。

 
因島の東海岸には、このブログにも頻繁に出てくる
アップダウンの続く”水軍スカイライン”があります。
通常尾道側から上るのですが、この日はよりキツい北上コース。

若者でも躊躇するというその難コースに挑む70歳。

一応頭の中のシナリオと致しましては
坂の途中でギブアップした父に
「これぐらいの坂が八十八ヶ所巡りには沢山あるけぇ
 出発までに精進しんさいよ、はっはっは」
と、息子が語りかけて2人で夕日を眺める
というものだったのですが
あろうことか重たいランドナーで上りきってしまいました。
しかもフロントの変速の仕方が分からなかったとかで
殆どアウターで。

提案でございますが、年金受給開始年齢は
80歳からにしても良いのではないでしょうか。
定年には若すぎます、団塊の世代は。

そんな、高齢者の定義を根本から考え直す必要に迫られた
ファミリーサイクリングでございました。

この勢いで八十八ヶ所巡りをすると
「その健康さに勝る願いはないじゃろ」
と空海さんに相手にされない可能性がございますが
四国で暴走する赤いランドナーを見かけましたら
お接待でもしてあげてください。
好物はビールと枝豆です。

追記:1年前も同じようなところを走っていたみたいです。

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