秋のこころ旅シリーズ 瀑雪の滝(三原市)


つい最近までクーラーを命綱として仕事をしていたものが
気付かぬ内にエアコンを使わなくなり
そして本日はついに長袖まで着込んでしまいました
終日秋雨の尾道の自転車屋ですこんばんは。

調べますと本日は最高気温が19度にも届かなかったようで
つい1ヶ月前に30度の中溶けながら仕事をしていたことが信じられません。
この場合「仕事をしていたことが信じられません」
だけでも間違いではございませんが、そうやって驚いている内に
木々は色付き、落葉し、雪が舞い、そして自転車屋は暇になるのでしょう。

とりあえず冬休みを何ヶ月ぐらい取ろうか、と考えながら
今の忙しさを乗り切りたいと思います。

さて、本日の内容は、とっても珍しいサイクリングレポートです。
今、当ブログ内を”サイクリングレポート”で検索してみましたら
なんと前回は、6月のゆめしま海道サイクリングでした。
その一つ前はお花見サイクリング
もちろんこの”お花”はキンモクセイではございません。
今年の走行距離は200kmもいっていないのではないでしょうか。

スポーツ自転車に乗り始めてもう四半世紀近くになりますが
ここまで自転車に縁遠かった年は過去に類を見ません。
それは店の忙しさが理由の大半ではあるのですが
自転車好きが自転車屋を始めて自転車に乗らなくなる、という
ミイラ取りさながらの状況に陥っているようです。

そこでそんな状況を打開しよう!という理由が1割
久しぶりに定休日に仕事が入っていない!という理由2割
天気いいね!が3割
新車を組んだけぇ試走してこよ!が残り全部、な
不純な動機でぶらりとサイクリングをしてまいりました。

今回のモチーフは、「ブラタモリ」と「家族に乾杯」に並ぶ
NHKのお気に入り番組、「にっぽん縦断 こころ旅」。
この6年間、毎年春と秋に各都道府県を北に南に
火野正平さんが自転車で移動する番組ですが
今年の春の広島編で紹介された場所を今回の目的地と致しました。

それが、お隣三原市の”瀑雪(ばくせつ)の滝”。

番組では三原の市街地を出発して
沼田川(ぬたがわ)沿いを上流へ走るルートでしたが
それをなぞると、僅か20kmにも満たない平坦コースになりますので
今回は目的地のみを同じとし、行程はオリジナルで。

尾道からでも平坦基調の往復60km以内で行ける場所なのですが
とにかく往路に交通量の少ないルートをチョイス致しましたら
初っ端から明後日の方向(北)へ向かうことになりました。

もちろん山陽地方の瀬戸内沿いでは北=山です。
そこそこの上りが繰り返し現れますが
虫や鳥の声と稲の香り、そしてこれぞ秋の日本、という
五感全体で楽しめる風景の中に身を置けるなら
上りなど苦にはなりますけどならないフリ。

稲刈りの終わった所とまだの所の割合は3:7ぐらいだったでしょうか。

そんな黄金色に輝く稲(米)を
片っ端から日の丸弁当に変えていくこの日の相棒は
米よりも小麦の国、讃岐出身のTyrell(タイレル)”CX”。

クロモリフレームの優しい乗り心地は期待通りに
しかし長いヘッドチューブから想像されるたわみは皆無で
長いステム(130mm)と小径ホイールからくる独特の操作感はありますが
上りも平地も万能にこなせる小さな優等生です。

別に赤にこだわったわけではございませんが
コンポーネントは10速RED。
スタンドを入れても8kg台半ばの重量は
クロモリとしては上出来なのではないでしょうか。

以上、いきなり始まった愛車紹介コーナーでした。

秋晴れだったこの日は、しまなみ海道もさぞ気持ちよかっただろうと思いますが
個人的に、ルートの設定基準は一にも二にも交通量ですので
結果毎回こんな道をニヤニヤしながら走ることになります。

しかしそのニヤニヤも、路上で大量に潰れている
カマキリとバッタを見る度にヒヤヒヤに。

何故かは分かりませんが、特にカマキリは車道の左端にいる率が高く
近づいても逃げる素振りがございません。

こころ旅の番組中で火野さんも同じことをしておりましたが
私もカマキリの恩返しを期待して、捕まえては草地へ放り投げ投げ進みました。
ところでカマキリはどんな恩返しをしてくれるのでしょうかね?
「こんばんは、この前助けてくれたお礼に
 このよく切れる鎌をお買い得価格の3,000円で。
 今ならもう1本お付けしますキリ」ぐらいでしょうか。
もしくは
「その無精髭を剃ってやろう」とか。

そうこうしている内に山間を抜け
番組と同じ沼田川沿いを走っておりました。

「こんなん反則じゃろ」という魚の声。

地図を見ると、眼前に迫るあの岩山辺りが目的地のようです。
いかにも滝が直角に流れ落ちていそうな地形で、期待が高まります。

そしてようやく入り口に到着。

奥の線路下をくぐって、200m程のプチトレッキングの先に現れたのが
 
ブラックホール!

キン肉マンの超人です。
200万パワーです。
分かる人だけ分かればよい。

瀑雪の滝、という漢字からしてドドドドドッという感じですが
確かに「この滝に打たれたら首の骨折れそうじゃな…」とは思うものの
想像の範囲に収まる迫力の滝でした。

その昔、毛利元就がここで涼を取ったそうですが
450年前の雰囲気を確かに感じられる場所でございました。
気のせいかも知れませんが。

そして帰りは平坦基調の楽ちんコースで。
そんな、リハビリには丁度良い、80kmちょっとのサイクリングでございました。
ちなみに獲得標高は1000mを超える上に
補給場所も限られますので、服装も含めた準備は必要ですよ。
と、山中で「カマキリの佃煮ってどんな味じゃろ」と思いつつ走った
ハンガーノック寸前のヒゲからのアドバイスでございました。

<予告>
そんな何ヶ月ぶりのサイクリングの翌日に
なんとまた中距離サイクリングへ出かけてしまった自転車屋。
その前に立ちふさがるイガグリ!
そして背後に迫りくるカマキリ!
今ちょっと韻を踏んでみましたが
そんな伝説の石を求める新たな冒険が今始まる。

なんか次もよう分からんサイクリングレポートらしいです。
乞わないご期待。
 

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