ホイールの革命児!ALEXRIMS(アレックスリムズ) ALX473 EVO 入荷!


暴投から、いえ冒頭からなんですが
ここに嬉しい話と悲しい話と頭を抱える話があって
どれを最初にご案内するか迷い中の自転車屋ですこんにちは。
やはり出だしはハッピーなほうが良いですね。
まぁ全て前口上なんですけど。

昨日の朝、カーテンを開けた時に目を刺したサンシャイン。
あれがまずここ2週間程の間で最も嬉しい瞬間でした。
直接伺ったことは無いのですが
40日と40夜の大洪水が終わった後のノアさんと動物達も
同じ気持ちだったのでは無いかと思う程です。

それ程までに長雨に踏まれ台風に蹴られた長い秋雨でございましたが
しかしそのお陰で、クライマックスシリーズで
雨天コールド勝ちが出来ましたので
カープファンと致しましては少しだけ恵みの雨でもございました。

で、その後に声のトーンを2オクターブ程下げて続くのですが
そんな天をも味方につけた勝利の後にまさかの3連敗。
現時点のカープの勝利数2の内、1つはアドバンテージで
もう1つがその雨天コールド勝ちですので
きちんと成立した試合はつまり全敗ということになります。

この悲しみと絶望感たるや
ノアさんと共に大洪水を耐え抜いた直後に
晴れを祝う会で丸焼かれてメインディッシュにされた豚さんに匹敵するのではないでしょうか。
いえ、そんな話が旧約聖書に書いてあるのかは知りませんが。

しかし諦めたら試合はそこで終わりらしいですので
今日の勝ち、そして明日の逆転を信じて必死で応援致しましょう!

そして最後の頭を抱える話ですが
今週末にまた台風が来るかも、との予報が出ているそうです。
もし来たら3連続で週末雨ということになりますので
天気に左右される自転車屋はもうお手上げです。
このお手上げっぷりを例えると
「今から大洪水起こすけぇ40秒で支度しな」
という天の声を聞いたノアさんの心境でしょうか。

ともあれ、今週末にサイクリングを予定されていらっしゃる方は
最新の天気予報にご留意ください。
 
 
さて、本文です。

が、本日は非常にシンプルな商品紹介でございまして
以前ご紹介した商品がモデルチェンジしました、というだけの内容です。
ひょっとしなくても前口上の方が長いです。

今年5月にご紹介し、非常に多くの反響を頂きました
ALEXRIMS(アレックスリムズ)のホイール”ALX473

売れ行きも好調で、ご用意しておりました4セットが
瞬く間に完売するほどでございましたが(ご購入ありがとうございました!)
それがこの度”ALX473 EVO”となって帰ってまいりました。

“EVO”は多分「evolution:進化」のEVOだと思いますが
(そういうことにして)その名の通り前作より進化したモデルです。

ただ、この進化も、例えば重量が半分になったとか
スイッチを押すと飛行モードに早変わり、という劇的なものではなく
どちらかと言うとマイナーな部類に入る進化です。

故にその進化が分かりにくいですので
写真で手っ取り早くご紹介致します。

まず定価ですが、前作より1,000円上がって47,000円(税抜)となりました。
そしてホイールで重視される重量は
こちらも少し上がって1460g(カタログ値)。

リムフラップ込みで実測してみたところ
フロント:620g
リア:850g
の計1470gでしたので、非常に正直なモデルです。
ちなみに前作は公称1400gの実測1430gでした。

まずリムは、デザインを含め前作と変わりありません。

この水色、緑、オレンジのラインがオシャレポイントでもあり
また自転車と合わせにくいというウィークポイントでもあるのですが
塗装されておりますので諦めてご愛用ください。

という訳で、今回の進化はハブのみです。

例えばこのフロントハブは、フランジ(スポークが刺さっている円盤)
の径が少し大きくなっております。

これによってスポークの長さを短く出来ますので
剛性と、少しばかりのエアロ効果の向上が望めます。
もちろんスポークは前作同様扁平スポークです。

リアハブ(フリーハブ)も同様にフランジ径を拡大しておりますが
こちらはフランジ間の距離を少しだけ広げておりますので
スポークの長さは変えずにたわみを抑えられます。

リアのスポークは、ドライブ側は16本の交差
反ドライブ側は8本のラジアル、という変則的な組み方です。
何の参考になるのか分かりませんが、スポーク長は
ドライブ側282mm、反ドライブ側とフロントは272mmでした。

重量は僅かに増加しておりますが
用途によってはそれを補って余りある進化を遂げたALX473 EVO。

ご利用頂いております皆様のレビューがあまりに良いので
今回は1セット自分用に確保してしまいましたが
これを来月のシクロクロスレースで使ってみようと思っております。

その軽さと剛性、ワイドリムによる33Cタイヤの収まりの良さ
そして万が一何かあった場合でも諦めのつく…つかないかも知れませんが
似た仕様のホイールよりも圧倒的にお求めやすい価格。
さらにチューブレスタイヤにも対応可能な点など
どこを取ってもシクロクロスとの相性バッチリです。

これを使えばレースでの上位が約束されたようなもの
とは口が裂けても言えませんが、私のような
練習よりも機材に走ってしまう軟弱ライダーには
恐らくご満足頂けるのではないかと思います。

こちらの商品は店内に吊るしておりますので
ご興味のある方は是非お手に取ってご覧ください。

ちなみに本日カープが負けてクライマックスシリーズ敗退が決定した場合
ホイールのあちこちに横浜の悪口が書かれているかも知れませんが
水性ペンを使いますのでご安心ください。
頑張れカープ!
 

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