自転車×釣り

DCF00697.JPG
結局終日雨模様となりました尾道の自転車屋ですこんばんは。
 
特に午前中は本格的に降っておりましたので
レンタサイクルのご予約を頂いておりました方の内
半数以上は残念ながらキャンセルとなってしまいましたが
残りの方々は
だのになぜ君は行くのかそんなにしてまで
と歌いたくなるような雨の中出発して行かれました。
 
確かにこの雨は、直前の天気予報でも察知していなかったような
予想外のものでしたので、来たからには行かねばなるまい
というご心境だったのだろうとは思いますが
冷たい雨に打たれながら走る大変さを考えますと
私などはそれだけで陰鬱とした気分となります。
 
願わくば皆さんのしまなみ海道のイメージが悪くなりませんように…。
明日以降の無事のお戻りを願っております。
 
 
さて、そして晴れ男と言わないまでも
休日の降雨率が低目なヒゲメガネは
昨日、曇天の中釣り竿を背負って向島へ行っておりました。
 
海のない京都市街から尾道へ引っ越してきて
間もなく3年になろうかというワタクシですが
意外やこちらでの釣りは今回が初めて。
 
もちろん昭和に少年時代を過ごした者の例に漏れず
昔は海や川や池で釣り竿を振り回しては
ベラやフナや弟を釣り上げていたものですが
(竿を投げる時は後をよく確認しましょう)
成人してからは途端に縁遠くなってしまいました。
 
しかしこの静かな瀬戸内海に連なる美しい島々が
常に眼前でおいでおいでをしている尾道に来たからには
いつかはまた釣り竿を振り回しにいかねばなるまい!
と思っていたその”いつか”が昨日でした。
前口上が長くてスミマセン。
 
もちろん移動は自転車なのですが
この”自転車×釣り”という組み合わせは
その必要な道具の量や機動力という点に加え
独りの世界で完結するという点でも相性が良いと思っておりました。
その段でいくとカメラも同類でくくれそうですが
言っておきながら今回は持参し忘れましたので
以下の写真はガラケーでの撮影です。
まぁカメラは写ればOK。
釣りは食べられれば合格?
自転車は…移動出来ればまぁOKでしょうか。
 
向島のアチコチにある波止場をウロウロ走りましたが
部外者進入禁止であったり、先日の豪雨の影響で通行止めになっていたりで
なかなか釣り竿を取り出すまでには至りません。
DCF00698.JPG
そんな時はやはり右に倣えということで
先客がいらっしゃった波止の上でようやくおニューの竿をキラリン。
 
驚いたのが、その長いブランク期間にも関わらず
糸の結び方や投げ方が極自然に行えたことです。
まぁ最初はまっすぐ投げても左45度に飛んでおりましたが。
 
しかしこの瀬戸内の穏やかな景色は本当に落ち着きます。
DCF00700.JPG
落ち着きすぎて眠くなってまいりましたので
眠気覚ましを兼ねてそこら辺を少し頑張って走り次の波止へ。
 
このポイントも、メダカのような小魚は見えるものの
当たりのあの字もなく、しばらくののち
「よし、今日の素振り練習は終わり。解散」
と引き上げようとしましたその時!
 
海中のゴミ袋を引っ掛けたような感触があり
しかしそれはリールを巻けども近寄ってこず
逆に物凄い力で竿をしならせどんどん遠ざかっていきます。
 
土佐人の血を引く者と致しましては
「ははーん、これはカツオじゃな」
と何の疑いもなく思いかけたのですが
そう言えば瀬戸内海でカツオが捕れるという話も聞きませんし
何よりそんな悠長なことを考えている余裕もないほどの重さです。
おニューの竿は今にも折れそうな程曲がり
リールの糸は竜巻直下の凧揚げの如くみるみる少なくなり
もう嬉しさよりも、如何ともしがたいという絶望と
薄暗い海中に潜む得体の知れない何かと戦っているという恐怖しか感じません。
 
そうして10分以上戦いが続いたでしょうか。
「もうカツオじゃなくてタイでもええけぇ」
という贅沢な妥協を思い始めた頃
ようやくその相手が海面に姿を現しました。
 
「ワシ、エイ」
DCF00702.JPG
取り合えず写真を撮って
糸を切って
自転車で帰って
ふて寝しました。
 
ちなみに針はエイのヒレに引っ掛かっていただけ
ということもご報告しておきます。
 
リベンジをしに行くか、自転車に専念するか
もうしばらく考えます。
 
※エイは猛毒の針を持つ為普通は釣り上げません
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。