お花見サイクリング(向島・因島)


なんとか枝々にしがみついていた桜の花びらも
朝から続く雨に片っ端から地面に叩き落とされ
早々に梅雨の陰鬱とした空気に覆われております尾道よりボソッとこんにちは。

空の色だけではなく、この週末にご利用頂いたレンタサイクルに
沢山の変色した桜の花びらが付着していたことも
春の訪れを喜んでいた先日までの浮かれ気分を一掃させる要因となっておりますが
まぁこの雨が昨日降らなくて幸いだった、と前向きに考えることに致しましょう。

その昨日は、”グランツールせとうち”という
しまなみ海道を舞台としたサイクリングイベントが開催されました。
当店のお客さんも、レンタサイクルをご利用いただいた方も含め
多く参加されておりましたが、朝方は濃い霧がでたものの
日中は夏日を記録する陽気に恵まれまして
皆さんうっすらと日焼けをするほど楽しまれたようです。
参加された皆さん、お疲れ様でございました。

さて、本日のブログ、4月に入ってまだ2回目のブログでございますが
その今は散り切った桜がまだ見頃だったころに行ってまいりました
しまなみ海道の花見サイクリングをご紹介致します。

しまなみ海道、と言ってもほんのご近所の向島と因島の入口のみですが
今回は花より団子の、いえ”花も団子も”の同行者がおりましたので
NHKの”こころ旅”を地で行くまったりさでまずは渡船に乗ります。

この日の2日前が満開のピークでしたが
快晴のピークはまさにこの日で、青空をバックに
尾道の桜も最後の艶やかさを競っているようです、見えづらいですけど。

同行者には既に諦められておりますが
いつもの”幅3m以下の道好き好き病”は向島でも平常運転で
海岸沿いを行けば平らな道を楽に走れるものを
敢えて苦難なアップダウンをウロウロウロウロ。
しかしその甲斐あってか、あちこちで桃畑を見かけました。
向島の名産なのでしょうか。

そしてさらに細道を進むと、桜の木が林立するこぢんまりとした神社を発見。

その静けさの中、競い合うように伸びる巨木に見おろされ
間断なく続く桜吹雪に視界を彩られるという
まさに旅番組向けの幻想的な時間をしばし堪能出来ました。

枝垂れ桜は、こちらはまさに満開。

少し走っては桜、また少し走っては桜
という、牛にも追い抜かれる歩みで向島を楽しんだ後
ようやく因島へ上陸。

こちらでは、向島から見えていた桜の密集地帯を探してみます。

辿り着くと、そこは大浜崎という古い灯台でした。

その、車の入れない道をしばらく進み
さらに階段を降りてようやく辿り着ける、という迷路のような経路が
千光寺に集うような雑多な花見客をシャットアウトし
静かで味わい深いお花見の場を思いがけず提供してくれました。

ここで持参したランチをとり
我が家の花も団子も大臣もご満悦のご様子です。

最後に、隣の因島大橋記念公園付近をウロウロして
舐め回すように因島大橋を撮影してきました。

そして、そのこころ旅を締め括るのは
偶然見付けたこちらの遊具。

この前は何度も通っていたのですが
別の遊具の影に隠れ、その存在にこれまで気が付きませんでした。

その遊具というにはお子様の挑戦すら拒むような
一見して難易度の高い物体の登場に
やおら自転車オッサンの血が沸き立ちます。

「40年近く前にジャングルジムに受けた屈辱をここで晴らす!」
(ただの転落です)

というオッサンの戦いを倍速でどうぞ。

記録は55秒です。
お近くまでいらっしゃった方は(OGK)カブトの緒を締めて挑戦してみてください。

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