さぬきシクロクロス時間差手抜き観戦記


「1月ゐぬる2月逃げる」とゐゝますが
本当に2つ共あっちゅうまに消え去って
気付けば既に3月の尾道よりお久しぶりです。

このオフシーズンにまたゴロゴロしとるんじゃろ
と思われると心外ではございますが
寝返りも1度だけ、つまりゴロッぐらいで
後はそこそこ現在進行系で忙しくやっております。

この二(ふた)月のハイライトと致しましては
確定申告と高級車の納車でしょうか。

確定申告は、毎度の如く
税務署さんの「あんた納税する気あるん?」
という冷たい目をかいくぐりながら
書類を投げ渡して逃げ帰りましたが
高級車のほうはつつがなく納車し終えました。

ところでこの「納車する」という言葉。
SNSでよく「自転車を納車しました!」
という購入者の文言に対し
「納車”されました”の間違いでは?」
という指摘がなされているのを目にします。

確かに一般的には「納める」は
“give”とか”pay”の意味で使われておりますので
「納車しました」と聞くと
「あ、この人は自転車屋なんじゃな」
と直感的に思ってしまいます。

税務署員が自転車屋から税金をもらって
「(少ないですが)納税しました!」
と言わないのと同じです。
やはり受け取る方は文字通り受け身なので
「納税(車)されました」
が自然なのではないかと思います。

一方、日本語には
「お納めください」
という言い回しも存在するのですね。
これだと立場が逆転しますので
「自転車屋にお納めくださいと言われ
受け取ったマイ自転車」を略して
「納車しました!」
になり得るような気も致します。

いつも通りに日本語考察で
あーだこーだ続いておりますが
いつまで経っても本題に入れませんので
この話題はまたどこかで。

ちなみに高級車のご紹介も
また後日こちらでさせて頂きます。

さて、遡ること2週間前のよく晴れた日曜日。

讃岐の国こと現うどん県で
第12回さぬきシクロクロスが開催されました。

今回は遅ればせながらその観戦記を…
時間がございませんので
超手抜きでご紹介致します。

写真は一部を除きいつものUSAさんです。
なお、御本人のブログをご覧頂いたほうが
実は手っ取り早いですので
こちらにご紹介致します。

シクロクロス四国 第3戦 香川 さぬきシクロクロス観戦レポ その1
くろポタNOTE

肩の荷が下りきったところで
こちらは自転車屋の不真面目レポート。

今回は讃岐うどんに釣られた
選手8人、応援1人、カメラマン1人
という集団での参加。

場所は善通寺のなんとかという公園ですが
そう言えば以前参戦した際の記事がございましたので
レースの雰囲気はそちらでご確認ください。

さぬきシクロクロス観戦&グルメレポート(2017)

まずは一番下のカテゴリー(C4)に4人の若者が出場。

内、中央の少し緊張の面持ちのノッポ君は
この日が初めてのシクロクロスレース、かつ
当日初めて乗る借り物バイク、という
この日に向けて練習を積み重ねてきた
ワタクシから見ると、ようやく
つかまり立ちが出来るようになった赤子同然です。

右の方の余裕綽々ピースコンビは
さながら非行に走った中学生でしょうか。

そんな彼らのスタートとシケイン場面を動画でどうぞ。

赤子が、つかまり立ちから
急に100mを9秒台で走る成長を見せ
序盤でいきなり4位につけました。
難しい階段の横切りも難なくこなしております。

同級生である学生さんも
力任せに階段と順位を駆け上がっております。

この集中力欠如選手は、望み通り
うどんを親指の長さに切って出す罰。

そしてなんとなんと。
借り物初シクロのノッポ君が
堂々の3位でゴール!

これには、レース前1週間ほど
トレーニング(大胸筋の筋トレ。レースには不要)
に励んできたワタクシもビックリです。
赤子扱いしてすみません。
私の自転車を使って頂いてありがとうございました。

しかしそう言えば、チームジャージは着ておりますが
彼の所属は別チームでした。

<請求書>
但書 レンタサイクル代として

ちなみに同じシーンを自転車屋が撮影すると

美女>表彰台上の仲間。

続いては、オッサン組下級生の
真ん中順位続きの関西人。

スタート直後のこの上り入り口が難しく
選手が団子状態の1周目などは
ここで渋滞待ちが発生するほど。
私もここで順番待ちをしていたら
気付けば最下位になっておりました。

で、関西人さんは、今回は真ん中より少し上位で無事ゴール。

続きましては、関西のシクロクロスにも
足繁く通って、つい先日C3(上から3番目)
に昇格された関東人。

USAさんの膨大な写真を見ておりますと
なんだか常にこの右のヒゲさんが
一緒に写っておりますので
ひょっとしたらどちらかがスタンドかも知れません。

リザルトを確認しますと
取り敢えずスタンド勝負には勝ったようでおめでとうございます。

そして最後に我らがエースのご登場。

このエースも、先日関西へ遠征に行った際
実力者揃いの関西勢を抑えに抑えて
1位をひた走ったのに最終コーナーですっ転び
結果2位でトップカテゴリーのC1へ昇格しました。
惜しいようなおめでたいような…。

という訳で、昇格直後でしたので
最後尾からのスタートです。

当たり前ですが
C4を勝ち抜いた強者が集うC3
を勝ち抜いた猛者が集うC2
を勝ち抜いた超人が集うC1
ですので、とにかく基礎レベルが違います。

常に速く、そしてイージーミスをしない。

そんな超人ファイトの世界ですので
勝負の決め手はミスの数とスタミナです。

しかしその中にも超人を超越した存在
という選手がおりまして
60分という長丁場でスタミナが切れた他の選手を
次から次へと周回遅れにしておりました。

その姿は、さながらスイミーに出てくるサメのやう。
いえサメが出てきたかどうかうろ覚えですが。

そんな中、しかし我らがスイミーは
最後尾からドンドン順位を上げ
サメが背後に迫りつつも、なんと初C1を
真ん中の順位で逃げ切ることが出来ました!

先のノッポ君の表彰台も盛り上がりましたが
この手に汗握る逃走劇も非常に盛り上がりました。

ちなみに逃げ切りが成功した、ということは
つまり最後の1周は一人旅ということです。
盛り上がりの後の虚無感が彼の背中にはありました。
お疲れ様です。

そんな自分以外の仲間がホウボウで活躍した
爽快感のある大会でございました。

選手、並びに応援の皆さん、お疲れ様でございました!

もちろんその後は、会場近くの山下うどんへ。

このうどんだけで、早起きした甲斐がありました。
また来年のうどん屋を選定しておきます。