2018 RALEIGH(ラレー)&ARAYA(アラヤ)ピックアップモデル!


極力ウィークリーでの更新を、とは思っているものの
気付けば前回の更新からはや2週間が経過しておりました
繁忙期真っ只中の自転車屋ですこんにちは。

以前にも書いたような気が致しますが
春と秋はサイクリングシーズンということで
他の季節と比べ物にならない程自転車屋は忙しくなります。
特に当店はレンタサイクルもやっておりますので
週末を中心にそれはもうのっぴきならない状態になるのですが
最近はヨーロッパもお盆休みに入ったんじゃなかろうか、というほど
定休日を含む平日も海外の方のご利用でのっぴきなっておりませんので
そんなのっぴきの尻拭いがこのブログの低更新頻度でございます。

のっぴきはなんとなく使ってみたかっただけですスミマセン。

そして間の悪いことに、そんな時期にカープがリーグ優勝を果たしてしまいましたので
さらに犠牲となるこちらのページ。

これからもしばらくは、カープの試合のTV観戦の為に
とっとと帰宅することもあろうかと思いますが
日本シリーズが終わり、そしてサイクリングシーズンも終わる頃には
「本当に仕事をしとるんじゃろか」と思われるほどに
更新頻度が増えると思いますので、その時まで気長にお待ちください。

ちなみに更新頻度の高まりに反比例して内容の密度は薄まってまいりますので
自宅近辺の雑草の観察日記シリーズなんかが始まりましたら
何かネタをご提供頂けると助かります。
 
 
さて、では更新頻度が低いのでさぞ密度のある内容で
本日は畳み掛けてくるであろうと思いきや
ご紹介するのは、3週間前の展示会で見てきた自転車2,3台だけです。

昔在籍しておりました自転車屋では
展示会シーズンには店頭業務を他スタッフに丸投げして
朝から夜中までレポートブログを書いておりましたが
オンリーワンスタッフの今それをやると
ホームセンターもビックリのDIYショップ(お客さん自身で修理)
になりますので、2,3台のご紹介が妥当なのです。

行ってまいりましたのは、大阪城から程近い
いや、アメリカ村の方がニアラーな新家工業。
オリジナルのARAYA(アラヤ)はもちろん
イギリスのRALEIGH(ラレー)も取り扱っている老舗企業です。

ところでニアラーとはnearler(:より近い)であって
ニアニアする人という意味ではございません。
コアラでもないですし、ニアラという動物でも…え、いるの!?

”ニアラ”(Wikipedia)

ニアラの登場に驚きつつニアニアしておりますが
今回主としてご紹介させて頂くこちらのモデルも
特にRALEIGHファンには驚いて頂けるかと思います。

スーパーユーティリティプレイヤーの”CRC Carlton-C”。
定価は240,000円(税抜)です。

RALEIGHと言えば、古き良き英国車の雰囲気を残しつつ
現代の最新機材にも対応したクロモリロードがメインですが
このCRCは
油圧ディスクブレーキ!
スルーアクスル!
700×50Cのタイヤ対応!
でもクロモリ!
と言う、伝統と革新の割合で言えば3:7?な
RALEIGHらしからぬ仕様となっております。

標準で付いておりますのは35Cの
オールラウンド型ブロックタイヤです。

これが3年前であれば
「えらい攻めたシクロじゃなー」
と思ったに違いありませんが
今は猫も杓子もグラベルロードですので
このCRCもグラベルロードにカテゴライズする方もいらっしゃるやも知れません。

実際、メーカーもそういう使い方を想定しているのか
会場には700×50C(28×2.0)を装着したものもございました。

この無敵感漂う太さ。
そこいらのものをなぎ倒しながら走ってみたい衝動に駆られましたがそこは大阪。
くいだおれ人形は乗り越えられるにしても
かに道楽のカニで多分バーストをして
道頓堀に沈んだ上からカーネルさんを投げ落とされるのがオチでしょう。

しかしシクロクロス好きと致しましては
そのクロモリならではの前三角の広さや
丁寧に中通しされた上引きのワイヤールーティングは
ピュアシクロクロスの証である、と声を大にして言いたいのであります。

ただ、キャリアやフェンダーの為のダボ穴を見ると
これで長距離のツーリングに行ってみたい気もしてきますし
その使用用途を悩ませる構成の数々が
つまりこの自転車がスーパーユーティリティであるという証拠なのです。

カラーはこのピーコックブルーの1色で、サイズは3つ。
新製品の為、今からご注文頂いても3月頃のお渡しとなりますが
その用途を選ばない万能さはメインにもサブにも活躍間違いないでしょう。

RALEIGHの2018年モデルは、多くのメーカーがそうであるように
2017年モデルの継続モデル+新製品ちょっと、というラインナップです。

この”CRR Carloton-R”も新製品ではありますが
ここ数年の定番である”CRF”、”CRN”、”CRA”というCR兄弟に属しますので
(CRCは従兄弟)ちょっと目新しさはないかも知れません。

この兄弟は、覚えるまではちょっと大変かも知れませんが
慣れればその規則性が非常に分かりやすく、曰く
CRFは105。
CRNはTIAGRA。
CRAはSORA。
CCBはROMANTIC
という並びです。

そしてこのCRRはそれらの長兄にあたるモデルですので
つまりULTEGRA仕様です。
もちろん新型(R8000)です。

105仕様のCRFが162,000円(税抜)なのに対し
CRRは一気に295,000円(税抜)と跳ね上がりますが
これは単純にコンポーネントの価格差だけではなく
COLUMBUSの軽量カーボンフォークや
ULTEGRAグレードに準じるシマノホイール(WH-RS500)を
採用したことが影響しているのだと思います。

5,6年ぶりの復活となったCRRも、2018年のRALEIGHの目玉の1つでしょう。

一方のARAYAは継続モデルが殆どですが
全体的によりお求めやすい価格となります。

個人的にお気に入りの軽量アルミロード”EXR Excella Race”は
123,000円(税抜)から110,000(税抜)に。

コンポーネント(TIAGRA)やカラーには変更がありませんが
それもARAYAの定番モデルという証でしょう。
これは、これからロードバイクを始めるという方や
気楽に使えるセカンドバイクをお探しの方にお勧めの1台です。
同じことを毎年言っておりますが。

RALEIGHのCRCと同じく多目的に使えるシクロクロス
“CXG”も、僅かにプライスダウンされて
ついに10万円を切る98,000円(税抜)となりました。

構成は、メインコンポーネントに8速のCLARISを使用し
ディスクブレーキもメカニカルを採用、と
とにかく初期費用を抑えたい方に最適な内容となっております。

学生さんのロングツーリングのお供にピッタリですが
将来的なカスタムベースとしても面白いと思います。

以上、本当に厳選、というと聞こえは良いですが
極限まで間引いたRALEIGHとARAYAのご紹介でございました。
詳細をご希望の方は、ご来店頂くと30年ちょっと前にCCBファンだった店員が
両メーカーの魅力及びCCBの当時の斬新さについて熱っぽく語りますので
耳栓をご持参の上お気軽にお越しください。
お待ちしております。
 

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