シクロクロス観戦レポート(中国シクロクロス第6戦 宮島)


本日は全身筋肉痛、略して全肉痛の病み上がりですこんばんは。
響きだけだと”全国精肉通の会”に所属していそうですが海鮮菜食主義です。
好きな野菜はアボカドです。
…野菜?

その全肉痛の原因は、昨日お休みを頂いて参加してまいりました
中国シクロクロス第6戦なのですが
レース中の運動強度の影響というよりは
3週間安静後のレース、というギャップによるものだと思います。

そんな訳で、一緒に参戦した方々の観戦を今回もメインにお送り致します。
仕事が溜まっておりますので極力写真に頼りたいところですが果たして。
 
 
この日の会場は、神主さんがおみくじを引いて勝ち勝ちと申すことで有名なあの宮島。
もう少し全国向けに申しますと、厳島神社や鹿やもみじ饅頭で有名なところの宮島です。

島ですので本州側の宮島口から船で渡るのですが
この日はここを折り返し地点とする全国男子駅伝が開催されておりましたので
往復の列車内は多少混雑しておりました。

8時からの試走時間に間に合わせようと
暗いうちから尾道を出たのですが
渡船に乗る頃には既にその8時。
少々気が焦ります。

本州側の山には雪が残っている部分もございましたが
この日は湿度の影響か凍りつくほどの寒さは感じませんでした。

そして60%という降水(雪)確率を心配しておりましたが
こちらも幸いなことに晴れ間が優勢を占め
「次濡れて風邪を引いたら同居人に介抱と見せかけた介錯をされる…」
と戦々恐々しておりました私はホッとすることしきり。

鹿の親子は人間の侵略に不満そうではありましたが。

このコースの特徴は、海岸沿いということでまず砂区間が多いです。
そして殆ど高低差が無い=下りで休めない、というパワーコースでもあります。
加えて階段と、去年は無かったキャンバー(逆バンク)区間が増えておりましたので
1周2kmちょっとの中に、シクロクロスの要素が大体含まれている良コースです。
なにより私の嫌いな泥がないのが高ポイント。

そうこうしております内にキッズカテゴリーから順々に始まっておりますが
私は試走に間に合わなかった他の自転車仲間のコースガイドをしたり
補給食(ようかん)を付け狙う鹿を千切っては投げ千切られては投げられとバタバタしておりました。
しかし神の使いとは思えぬ食い意地。
神様はちゃんと給料(エサ)をあげているのでしょうか。

CM2+3(40歳以上)CL2(女性初級)の様子で簡単にコースのご説明を致しますと
まずは草地の高速区間。
ここでいかに前へ出られるかがその後の順位に大きく関わってまいります。

そしてシケイン(障害物)を飛び越えた先にあるのが砂浜。
上手な選手やタイヤの太いMTBなどは乗車でクリアしておりましたが
普通は降りて押した方が早く安全です。

女性陣も頑張って走っていらっしゃって、応援にも一層力が入ります。

この後のカテゴリーに出走のβ氏もウォーミングアップの為走っております。

「あの人ら何やっとんじゃろか?」という顔で鹿も見ております。

他にも踏み外したら即池ポチャという50cm幅の道や
前転率の高い砂山、鹿の横断、鹿の並走など
観ている分には面白いのですが、選手は気の休まる時がないコースです。

さて、そこにC3+4カテゴリーで出場する3名の若者(1人アラフォー)が挑みます。

ここで選手のご紹介です。

いつものβ氏。
前回はMTBでの出場でしたが、今回は前日に自転車が入院となりましたので
なんとこの日の朝に初対面というクロモリシクロクロスでの出走です。
そのシクロは、そこらに転がっておりましたパーツで2時間かからず組んだものですので
レース中に一輪車にならないよう祈りながらの観戦です。

M君。
同業者でレース経験も豊富なので期待出来ます。

K。
ロードレースでは表彰台レベルながらシクロはこの日が初めて。
レース前に基本をレクチャーしたので、大きなミスをしなければ上位は確実か。

さて、そんな3名を含む27名がスタートです!

おーと、街路灯に突っ込んだ選手に引っかかりKが出遅れました!
β氏は中盤をキープ!
M君は…え、いきなりパンク?

砂の上を走る為には空気圧を極力下げることが有効です。
その為この日はリム打ちパンク(空気圧の低い状態で段差にぶつけてチューブを挟む)
が続出しておりました。
しかし1周目でパンクとは…。

M君はスペアバイクやホイールがありませんでしたので
その後は延々とマラソン大会に。
多分全国男子駅伝並のランニング距離です。
しかしリタイアせずに完走を目指すその姿に感動致しました。
私でしたら即そこらの鹿に乗り換えて追い上げた挙句
ゴール地点でシッカくを言い渡されたことでしょう。

一方のKは、持ち前の脚力でアッと言う間に挽回して
β氏と2人、1ケタ順位をキープしております。

落車続出の砂山もスムーズにクリア。

えらそうに大声で叱咤激励をしておりますが
そのコーチ役はビビって全周降りましたことをここにご報告致します。

と、そんな2人ですが、やはり地脚の差か
若いKは周回を重ねるごとに順位を上げていき
若くないβ氏は1つ、また1つと遅れていきます。

と、突然近くを走っておりました駅伝選手(M君)が
「kがパンクしてます!」と。

見れば確かに先程までの勢いはどこへやら。
次々と後続に抜かれるKの姿が遠目に確認出来ます。

「これは明らかに日頃の行い…」
と自分のことは顧みずKの冥福を祈りかけましたが
そこでふと気が付きました。
私とKの身長が全く同じなことと
私が自分の自転車を持ってピット近くにいることに。

もちろんサイズが合えば先にパンクをしたM君(現駅伝選手)
に自分の自転車を使ってもらっていたのですが
あいにくなことに、自転車を交換すると
操作を誤り群れに突っ込んで鹿に謝り
となるほどにミスマッチサイズでしたので
泣く泣く諦めた経緯があります。

そんな訳で、残り1周ではありましたが
スポークを全部折ってでもピットまで辿り着け命令を伝え
ピットにてバイク交換。
ちなみにKの自転車も借り物です。

後は、パンクに乗じて先を走っていたβ氏をパスし
さらに数人抜いて10位でフィニッシュ。
β氏はトラブルもなく、遅れること30秒の13位でレースを終えました。
ほぼ初めての2人とは思えないほどの好成績に
Kには基本を教え、β氏の補給食を鹿から守り抜いた身と致しましては満足な結果でございました。
スミマセン、実はようかんは1/3食べられましたm(_ _)m

という、結果にも天候にも恵まれた中国シクロクロスの第6戦のレポートでございました。
参加された皆さん、応援をして頂いた皆さん
自転車(macchi)を見て声をかけて頂いたFさん
お疲れ様&ありがとうございました。
 
 
結局長くなったついでにワタクシの結果ですが、2位でしたよ!
カテゴリーの出走人数は3人でしたが!
しかも3位の方はパンクでしたが!
実質最下位ですが!
何か!?
 

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