エアロ×デュラ! WILIER(ウィリエール)CENTO 1 AIR 46(チェントウノエアー46)


週末にゆっくりブログを更新しようと思っておりましたら
土日とも思いの外忙しく結局週明けの自転車屋よりこんにちは。

特に土曜を中心に寒波なんぞも来ておりましたし
まだ春の訪れなど如何に目を凝らそうが見付けられないのですが
何故か新車のご購入やご相談、シーズンインに向けてのメンテナンスを
この週末に集中してご依頼頂きました。
ありがとうございます。

中にはその凍てつく西風に抗うような長距離ライドをされたり
雪の残る北山へヒルクライムをしに行かれた季節感のないお客さんもいらっしゃいましたが
気温というよりも暦を基に皆さん冬眠から覚めつつあるようです。

ひと月後には桜の開花情報をそわそわと気にしているのでしょうか。
それまで無理をされぬよう徐々に肩慣らしと言いますか脚慣らしをしていきましょう。
 
 
ということで、本日はそんな春に相応しい爽やか自転車のご紹介を
と思ったのですが、随分前から展示しておりますものを忘れておりましたので
爽やかさとは対極ではございますが、そのご紹介をさせて頂きます。

当店ではお馴染みのイタリアン、WILIER(ウィリエール)の
“CENTO 1 AIR 46(チェントウノエアー46)DURA-ACE MIX”。

その一瞥するとメーカーすら分からない怪しい風体に
別にアリエールやらエリエールと紹介してもバレやせん気もしてまいりますが
よーく目を凝らして見るときちんとロゴが確認出来ます。

以前にも似たようなANCHORをご紹介したような気が致しますが…。

イタリア語で”100″を意味するCENTO(チェント)は
同メーカーの100周年後のモデルにちょくちょくと冠せられておりまして
2017年度のラインナップで申しますと
CENTO 10 AIR
CENTO 1 AIR
CENTO 1 AIR 46 ←
CENTO 1 SR
と、4つもございます。

この中でAIRが付くものがエアロロード
SRが軽量さと剛性を追求したロードで、どれもカーボンです。
そしてCENTO 1 AIR 46だけ秋元康的な数字が引っ付いておりますが
これはそのカーボンの性質を表しております。

カーボンは「炭素繊維強化プラスチック」と言われる通り
炭素繊維のシートに樹脂を含ませて硬化させたものです。
そしてこのシートは引っ張ると少なからずビヨーンと伸びるのですが
あまりに伸びるものですと、人が乗る強度を稼ぐ為に厚く貼り合わせる必要が出てきます。
逆にあまり伸びないものは使用する素材量も減らせるので薄く、軽く出来ます。
この「ビヨーン」度合いを表すのがその”46(T)”なのです。

上記の他のCENTO兄弟は皆ビヨーンとしにくい”60″を使っておりますので
「ということはこのCUA46(CENTO UNO AIR 46)はそれらより劣っているのでは」
と思われるかも知れません。
確かにそういう素材の特性上、60兄弟と比べると重量面では少し不利です。
しかし硬さで言えばよりマイルドですので
乗り心地の面では必ずしも劣っている訳ではございません。
また同じ仕様のCENTO 10 AIRよりも26万円も安い、というメリットもございます。
そして何より、46(T)というカーボンは
他のブランドですとトップモデルにも使用されるほどのグレードですから
それが弟扱いをされるWILIERの層の厚さが尋常ではないということでしょう。

ここでふと気が付きましたが、秋元さんのは48でしたかね。
おニャン子世代ですので最近のアイドルはサッパリですが
おニャン子も満里奈ちゃん以外さして知らなかったりします。
当時は荻野目洋子さん一筋でしたので…ポッ

突然のオッサンの六本木純情派は置いておきまして
さらに今回のモデルの見所は、新型R9100DURA-ACE(デュラエース)です。
※組み立て前の画像です

言わずと知れたシマノのトップグレードコンポーネントですが
リア11速というのは9000DURAと変わりございませんが
例えばリアディレイラーはMTBコンポでお馴染みのシャドータイプになり
フロントディレイラーはワイヤーのテンション調整機能が追加されるなど
ユーザーにもメカニックにも嬉しい実用的な変更がなされております。

チェーンとスプロケットだけはR9100ではございませんが
それでもコンポーネント一式で20万円近いものが付いて
定価が何と450,000円(税抜)!

えー、このお買い得感はきっと
自転車に興味のある方しかお分かり頂けないと思いますが
乗り心地の良いカーボンエアロロードにトップグレードのコンポでこの価格
というのは数々の自転車と比べても驚くべきコスパの良さです。

ちなみにフレームセット単体の販売はございませんが
組み合わせるコンポーネントのグレードはお選び頂け
ULTEGRA(アルテグラ)仕様が360,000(税抜)
105仕様が320,000(税抜)です。

他にホワイトもございますので
そのグラフィックとコスパにご興味を持たれた方は
是非店頭にて実車(Mサイズ)をご覧ください!

CENTO 1 AIR 46(メーカー公式サイト)

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