さざなみ&とびしま海道サイクリング
一般的には週末が忙しくなる自転車屋ではありますが
“開店準備中”自転車屋の週末は商品の入荷もなく、取引先も休みで
商店街を行き交う人々や近隣店舗に迷惑がかかる騒音工事も出来ず
極めて静かに作業をこなしております…が春の陽気で眠気がzzz…。
午後ですがおはようございます。
この眠気は、しかし静かなデスクワークのせいだけでもなく
昨日のロングライドの疲れも影響しているようです。
その今回のサイクリングコースは、地元の自転車仲間さんに設定頂いた
“さざなみ&とびしま海道”の約170km。
しまなみ海道ばかりが取り沙汰されておりますが
その周辺には他にもこれだけの「海の道」があります。
まぁ正直に申しまして、私も「気が付いたらいつの間にか増えていた」
と思わざるをえない程、雨後の筍のように近年次々と増えた海道ではありますが
しかしそれぞれに特徴があり、しまなみ海道の次の目的地としては面白いと思います。
しまなみ海道が長兄として不動の地位を保っているのは、その誕生年の他に
アクセスと、ライダーへのユーザビリティが最も良いという理由があります。
この2点は海道家の弟妹達に不足なく備わっているとは言い難く
さざなみ海道は、その交通量と路肩・路側帯の狭さからユーザビリティが
とびしま海道とゆめしま海道はアクセスが、それぞれ長兄に劣っております。
ただ、上述のようにそれぞれに特色があり
さざなみ海道では海面に近い視点から開けた瀬戸内の眺めが延々と望めますし
とびしま海道はまさしく自転車天国と言える程に交通量を気にせず走れますし
ゆめしま海道は、渡船+表情豊かで手頃なコースが遊園地のような楽しさを与えてくれます。
今回走ったとびしま海道にも、まさしく遊園地というものがございました。
なんでも”日本一のジャングルジム”なんだそうですが
どう見ても小さな子供たちが無邪気に遊ぶ場というよりは
ヘルメットを被った大人たちが組み立てた建築現場の足場にしか見えません。
しかし内部には階段もありますので、ビンディングシューズでも取り敢えずはてっぺんまで上れます。
念の為ヘルメットは着用したままです。
大昔にジャングルジムの上から落ちた傷が今でも残るオッサンは
「あの時に上ったのがこれじゃなくて良かった…」としみじみ思いながら
文字通り人を見下してまいりました。
途中から海道というよりジャングルジムの紹介になっておりますが
ともあれ、この辺りには本当に多くのサイクリングコースがございますので
しまなみ海道を何度も走った方も、これらの海道全制覇を目指してみてください。
個人的なオススメは、尾道側からのスタートでしたら
しまなみ海道2つ目の島である因島の”水軍スカイライン”を通って
ゆめしま海道へ繋がるコースです。
少し上りが多いですけど。