尾道の手軽な本格ヒルクライム 鳴滝山(なるたきやま)
先程レンタサイクルを借りにいらっしゃった
クロアチアの美脚美女お2人に舞い上がって
「”ありがとう”はクロアチア語で何て言うのですか?」
と尋ねたところこの世のものとは思えない発音の単語が返ってきて
現在茫然自失の自転車屋ですボンジュール。
話せるのは土佐弁と関西弁
何となく話せるのは広島弁とオーストラリア弁なのですが
「ありがとう」だけは10数カ国(地方)語を話せる
と自負しておりましたので、覚えるどころか
聞き取ることすら出来なかったことがショックでした。
世界は広い…。
そんな鼻の下伸び太郎がお送りする金曜のブログは
恒例の「水曜どうだったでしょう」です。
しかしこの水曜は雨が降ったりやんだりの天気でございましたので
自転車に乗ったのは木曜。
しかも小雨が降り続ける、こちらも生憎の天候でしたが
「週に1度は自転車に乗らんと自転車屋としてまずかろう」
という責任感のようなものに突き動かされ、というか引きずり出され
ごく近場の山へ上ってまいりました。
それがタイトルの鳴滝山(なるたきやま)です。
場所はこちら。
尾道駅から3km程も走ればそのスタート地点に辿り着ける
尾道市民にはお手軽なコースなのですが
しかし中身は意外にハードです。
海側からですと、このバイパス沿いの交差点が起点となります。
ここから既に結構な上り基調ですが
しばらく行くといよいよテーマパークの入口です。
鳴滝山が近場のトレーニングコースとして適しているのは
車の往来がほとんど無い点が大きいのですが
さらに言えば、そのかかる負荷のバランスが良いことも理由の1つです。
基本的な勾配は9%前後。
途中に4,5%の短い脚休め箇所もありますが
最大15%程の斜度が後半になるにつれ増えてきて
しかしそれがダラダラと続くことはなく
突き当りの駐車場へ到着する頃には程良い疲労感を感じられます。
夏場には、そのうっそうと茂った枝葉のトンネルが陰を作り
直射日光地獄のしまなみ海道よりも気持よく走れます。
個人差はあるかと思いますが。
さらに鳴滝山の最大の見所がこの先にございます。
部分的に階段を担ぎで越えつつも
シクロクロスでほとんど乗車出来てしまうトレイルを抜けると
そこには尾道市街はおろか、しまなみ海道が一望できてしまう展望台が。
ご覧ください、この絶景を!
なんちゃあ見えやせん…(-_-;)
標高は400mなのですが
流石に雨だと視界も何もありませんでした。
うんざりするような湿度で、この日は今期一番の発汗量でしたが
この水滴には雨と汗以外の何かも含まれているかも知れません。
そんな、たったの20km程度、獲得標高500mの
ワンアワーサイクリングでした。
お時間の無い方は是非一度お試しください。
中腹からの眺め。
ほんとにハードコア!!
1往復だけですからまだソフトコアです!