スプラッター的レッド! ROCK BIKES(ロックバイクス) ENVY(エンヴィ)

rockbikes envy
本日はハロウィンという何をすべきかよく分からない日でしたので
取り合えず店内のBGMをHelloweenにしてみましたら
作業スピードは上がりましたが、来客数は下がりました自転車屋ですこんばんは。

→Helloween公式サイト(いきなり動画が再生されますのでお気を付けください)

ハロウィンやガンマ・レイ、アイアン・メイデンなどは
学生時代に集中して聴いておりましたが、今思うと
若者のたぎる何かを激しい音楽の中で昇華しようとしていたのでしょうか。
勢い余ってギターなんぞも買ってしまいましたが
その後はかぐや姫の楽曲しか爪弾いていなかったところを見ると
大してたぎっていなかったのかも知れません。

しかし、昨今の仮装大会と化したハロウィンは
どういったところが後押しをして広まったのかとふと気になります。
バレンタインデーはなんとなく製菓業界が関わっていそうなイメージですが
仮装大会ですと、繊維業界かドン・キホーテぐらいしか思いつきません。
この流れを受け継ぎ、次は自転車業界が総力を上げて
“お釈迦様誕生の日に意中の人に自転車を贈ると満願成就”
というのを提唱すれば良いと思うのですが
多分色々重過ぎて定着しない可能性が大きいでしょう。

そんなしょうもない話をダラダラと書いている内に思いましたが
そうした仏教や神道と新規ビジネスをあまり結び付けず
キリスト教ばかりが取り上げられるのは、一つに
“バチ”の観念と、”欧米=ファッショナブル”という
日本的な感覚が関係しているのかも知れませんね。

ともあれ、そうしたブームに関係なく自転車に楽しんで乗って頂ければ
ガソリン代が浮くとかお腹が凹むといった嬉しいことはございます。
しかしいきなり新車をサプライズで贈るのは
乗られる方の体型や用途と合致しない可能性が高くお勧め出来ません
と、突然自転車屋が我に返り申しております。
 
 
さて、本日ご紹介する自転車は
そんな仮装大会の定番とも言える流血をイメージした
わけではないと思うのですが、取り合えずブラッディーと言える
真っ赤なクロモリロード、ROCKBIKES(ロックバイクス)のENVY(エンヴィ)です。
rockbikes envy
このブランド”ROCKBIKES”は、そのブームに迎合せず
一貫してオリジナリティ溢れる商品を生み出している所から
海外のベンチャー的な姿を想像されるかも知れませんが
なんと日本ブランドです。
しかも大阪やねん。(たどたどしい大阪弁で)

まさに新進気鋭、という言葉が当てはまる若いブランドですが
創始者は少し前に大人気を博したシングルギアモデルの生みの親で
当時、主に若者の熱狂的な支持を集めたクールさが
このブランドの全商品に確実に受け継がれております。

今回の代表的クロモリロード”ENVY”にも
視覚的に分かる個性が至る所に散りばめられております。

リアエンドハンガーにはロックなスター。
rockbikes envy
ただシートポストを固定するだけ、という
無味乾燥なデザインになりがちなシートクランプにも
ブランドロゴがロビンマスクのように彫られております。
rockbikes envy
ロビンマスクが分からない方はスルー頂いて構いません。

そうした造形面だけではなく
・ボルト類にステンレス製を採用することでサビに強い
・リアセンター(BBとリアエンド間の長さ)を短くすることにより
 剛性を上げ、反応性を高めている
・ヘッドパーツ等、耐久性や精度が求められる各部パーツに高性能な物を採用
といった、乗って、そして乗り続けて初めて違いの分かる部分にも
こだわりを詰め込んでおります。

当時まだROCKBIKESを立ち上げたばかりの担当者さんが
上記の説明を目を輝かせながら語っていたのが4,5年前。
そんな前の内容を事細かに覚えているのは、その熱意もありますが
内容がそれまでの既存製品では考えられない革新性を帯びており
それに最初から最後まで驚かされたからです。

「その短いリアセンターなどは、普通のクロモリロードであれば
 まず長めにして乗り心地や直進安定性を優先させるのに
 それらよりもレースモデルのような反応性を重視するとは!」
という説明口調の驚き。

ENVYだけではなくブランド全体に言えるのは
とにかく「こだわりというノミで形作られた個性」です。

故に「見た目も乗り味もクラシカルなクロモリに乗りたいねん」
という方には見過ごされるかも知れませんが
逆に既存の製品に満足出来ない方にはこのENVYか
後は高価なオーダーフレームか、という程にお勧めできる一品です。

ハンドルやサドル、クランク等に採用されておりますのは“SIXTH”
rockbikes envy
「6番目」という意味の「シックスス」ですが
最後の「ス」はTHですので舌を噛んだ「ス」でしょうか。
そんな器用なことは出来ませんので
お客さんに説明する時は「シックス」と省略しておりますがそれはどうでもよく
ROCKBIKESとSIXTH(とSHIMANO)というシンプルで
しかし唯一無二の組み合わせが、ENVYの個性をさらに強めております。
先のお釈迦様でしたら7歩歩いてENVYを指差し
「天上天下唯我独いやこの自転車の方がクールやん」
あまりネタにすると仏業界が怖いのでやめておきます。

ともあれお釈迦様もenvy(羨む)ENVY。

(肝心な詳細は全く触れずしかし文量だけは)
ここまで長々とご紹介しておいてなんですが
このスプラッターカラー(ガーネットレッド)はこの受注分で完売致しました。

しかし新色を加え、現在も4色で展開しておりますので
ご興味のございます方は公式サイトで色(及び詳細)をご確認ください。

→ROCKBIKES

ENVYは現在(2016/11/1)マットブラックが店頭にございますので
実車をご覧になりたい方はお気軽にご来店ください。
目玉のおやじコスプレをしてお待ちしております(いわゆる全裸)
 

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