ご支援のお礼
今日も今日とて、労働の意欲を失わせるが如き暑さの尾道よりこんにちは。
この、顔が濡れて力が出ないアンパンマンのような脱力感は
実はエアコンが効いております店内では気のせいかも知れませんがそれはさておき。
先の未曾有の豪雨から2週間以上が経ち
長く続いた断水やJRの全面運休も復旧し
ようやく尾道市街は災害前に近い水準まで回復してまいりました。
まだ直接的な被害に遭った呉や三原は復旧活動の只中にありますし
JR山陽本線も、その三原以西の運行再開にはしばらくかかるようですので
諸手を挙げて身の回りの復旧だけを喜ぶ気持ちにはなれませんが
幸いにも被害の少なかった地域に住む者として
周辺の被災地が出来る限り早く元通りになれるよう
微力ながら直接的、間接的に支援をしていきたいと思います。
一方、今回10日間続いた断水(自宅)では
本当に多くの方のお気遣いとご支援を頂きました。
豪雨の影響で物流もしばらく機能しておりませんでしたが
それが回復してまず届きましたのが大量の水。
それはご心配頂いた遠方の友人や知人、取引先からで
その量はトータル150L程にもなりました。
その量たるや「わお、ミネラルウォーターで入浴出来る!」
と2秒考えた後、近隣のお店や近所のお年寄りにお裾分けられるほど。
皆様のお心遣いとご支援で、自分を含め20名程が文字通り潤いました。
この場で再度お礼申し上げます。
また地元でも井戸水を開放するご家庭やお寺があったり
他県から多くの給水車や医療スタッフ、自衛隊を派遣して頂けたり
臨時休校となった生徒さん達がその給水の手伝いをしていらっしゃったり、と
異常事態にも関わらず、いえ異常事態だからこそ
人同士の助け合いや労り合いというものに触れることが出来ました。
水道復旧に向けてご尽力頂いた皆様も含め誠にありがとうございました。
さて、そんな日常をほぼ取り戻した尾道市街でございますが
今なお毎日のように「観光に行くことが迷惑にはなりませんか?」
というお問い合わせを頂いております。
恐らく連日報道される被災地の苦労をご覧になって
お気遣い頂いているのだと思いますし、そのお気持ちは非常にありがたいです。
しかし観光都市尾道に観光客が来ないと本当の日常が戻って参りません。
あの豪雨以前の賑わいを取り戻した時が本当の復興だと思いますので
気兼ねせずお越しください。
市内全域断水は解除されております。
ちなみにしまなみ海道のサイクリングをされる方は
依然として路上の砂が多いですので、スリップにはくれぐれもお気を付けください。
皆様のお越しをお待ちしております。
おまけ。
断水時の実践入浴法
・2Lのペットボトルの蓋に内側から5箇所大きめの穴を開ける
・そこに井戸水等を入れ天日で温めておく
・坊主にする
・直立不動で頭から2~300mlをかけ全身を濡らす
・石鹸で頭を洗う
・その泡で全身洗う
・残りの水で頭からすすぐ
・流しきれなかった泡は適当に拭き取る
※トイレの形式によっては、排水の再利用も可。
基本的に男性限定ですが備忘録も兼ねて。
ちなみに歯磨きはヤカンを使うと楽でした。