大雨警報続きの尾道より
本日も午前中を中心に土砂降られた尾道よりこんにちは。
しかしこの急斜面に古い家々が並ぶ尾道では
「土砂降り」が「土砂のような雨が降る」という比喩ではなく
本当に上から土砂が流れ落ちてくる表現として使われかねません。
40年ほど前の郷土資料を読んでみますと
実際にアチコチで土砂崩れによる家屋崩壊が発生していたようで
この数日の豪雨には耐えておりますが、その災害の発生率に関しては
日本有数の危険地域と言って間違いないと思います。
そんな雨の切れ間に、少し近所を歩いてみました。
その急斜面故の見晴らしの良さは
尾道の見所の1つではありますが
しかしそこから見える尾道水道は
河川から流入した泥で珍しく濁っておりました。
これを見て、大雨の度に濁流していた京都の鴨川や桂川が
懐かしく思い出されましたが、あそこまでの狂気さは流石にございません。
よく海外の方と「コレハ川デスカ?」「イイエ海デス」
という会話を致しますが、一応海ですし、尾道水道は。
そしてふと目の前を見るとこんな案内が。
そして背後には、これがインディージョーンズであれば
この後500mぐらい追いかけられそうな巨石が
まるでガリバーのようにワイヤーでがんじがらめにされておりました。
これらの下には小学校がありますが
本当にこんな綱渡りのような災害対策で
果たして今後何十年も安全が保てるのだろうか、と
鳴り続ける警戒メールの傍らでふと思いました。
さらに言えば、自宅の指定避難所がその小学校という。
ちなみにこの日一番不安を感じたのはこちらの看板でしょうか。
何かを創りだそう、という意志と行動力は素晴らしいと思いますが
必要性とセンスは…大丈夫かしら尾道…(-_-;)
この連日の大雨で、しまなみ海道サイクリングコースの一部が
通行困難になっているとの情報がございます。
この週末に走られる方は、スリップや衣服の汚れ
中途での通行止めもご覚悟の上いらっしゃってください。
以上、尾道市民のボヤキでございました。