尾道北部山岳サイクリング
定休日明けである金曜は、毎週サイクリングレポートになりそうな
自転車屋ブログですおはようございます。
金曜のブログが、いきなり商品紹介で始まった場合には
「あ、休みが雨やったんや」と思ってください。
定休日は水曜と木曜なのですが
この場合、サイクリングに充てるのは基本的に水曜です。
それはもちろん、一般的な週末休みの方と同様に
連休前半は体力を使うアクチビチー、後半はグータラ
という配分を基にしているのですが、先週のように
間違って木曜に強度の高いサイクリングをしてしまうと
翌金曜はおろかその後の週末も、いつものマッタリ接客が
グッタリ接客とかポックリ接客になってしまいますので注意が必要です。
この場合の”注意が必要な人”は主にお客さんですのでよろしくお願い致します。
(例:言葉が通じない・ドア付近で人が寝ている・と思ったら返事がないただの屍のようだ)
そんな注意点を踏まえた結果、今回の水曜サイクリングのテーマは
「取り合えずダラダラと尾道北部の里山を走ろう」に。
瀬戸内なのに海ではなく山、というところに
この自転車屋のひねくれ具合が表れていると思います。
まずは北の御調を目指します。
御調の更に北には三次があるのですが
ここで備後地方(広島県東部)検定6級の問題。
どちらが「みつぎ」でしょうか?
私は幼少時に備後(福山)に住んでおりましたので
“三次”の読み方は知っていたのですが
“御調”は尾道へ越してくるまで知りませんでした。
正解は”三次(みよし)”、”御調(みつぎ)”です。
字面だけで言えば間違いなく三次が「みつぎ」だと思うのですが
大和と書いて「やまと」と呼ぶ国ですから
特に地名に関しては感覚より伝承です。
ちなみに現尾道市も、以前は御調郡だったほど歴史ある地名なのだそうです。
山あいにある町ですので、田んぼ1つとっても変化に富んでおります。
棚田もあれば
明鏡止水を形にしたかのような田園風景も。
ただやはり山間部ですので、基本的には上るか下るしかございません。
こんな標識があちこちに。
これはもちろん「ここからワインディングロードが続きます」
の意なのですが、この日3匹を轢きかけた私から見ると
「ここから先、紐と思ったものは基本的にヘビじゃけぇ気いつけんさいよ」
という注意にしか見えません。
しかしヘビも50cm未満の子供だと可愛らしいですね。
一体全長何cmからそれが恐怖に変わるのか
実験で確認してもらいたいものです。
私は参加しませんけど。
御調への道中には”摩訶衍寺”という気軽に上るには丁度良い
お寺があるのですが、これはもちろん備後地方検定準1級の難解名称です。
これが初見で読める方は恐らく僧籍にあるのだろうと思うのですが
私はしばらく「マカ何とかジ」と説明しておりました。
(摩訶衍寺:まかえんじ)
場所はここです。
が、行った本人もこの地図の見方がよく分かりません。
(画像クリックで少し拡大します)
御調の北東部には”羽高湖(はたかこ)”という湖がありまして
文字通り標高500mの高地にある為、ここが今回の山上りの
メインディッシュとなります。
ここも地図頼みですが
まぁ数km走って車1台とすれ違うぐらいの静かな集落です。
一番最初の写真もここで撮影したものです。
スタート地点を分かりやすくご説明するならば
この店を左折。(御調方面からの場合)
7km程続く上りの先には
湖面にアヒルの群れが仲良く連なり
足元には無数のタンポポと電気柵が張り巡らされている
色々と近づき難い公園がございます。
花を撮ろうとしたのですが、思いがけず
10日前に剃ったヒザ下と、未処理のヒザ上との
スネ毛グラデーション紹介となりました1枚です。
スネ毛の詳しい話はまた後日。
その後も相変わらず未知の道へ分け入っては引き返す
を繰り返しておりましたので
「このサイクリングコースはオススメですよ」
とは全く申し上げられないのですが
この辺りはどこを走っても非常に気持ちの良いエリアですので
しまなみ海道を3回ほど走り終えた方は
こちらのやまなみコースも是非お試しください。
きっと気に入って頂けると思いますよ!
走行距離100km。
獲得標高2500m。
画像はSTRAVAより