年始のご挨拶&帰省サイクリングレポート
既に今年も1週間が経過したこのタイミングで申し上げるのもなんですが
今年最初のブログということで、しらじらしくも明けましておめでとうございます。
今年も1人で無理なく出来る程度にのんびりと自転車操業をしてまいりますので
去年同様よろしくお願い致します。
あ、のんびりと自転車操業すると倒れますかね。
年末年始で12日間という長いお休みを頂きましたが
最初の4日間はシャッターの奥で仕事
2日間は帰省サイクリング
2日間は甥&姪の遊び相手
3日間は風邪でダウン
ラストの1日は仕事
という、こうやって見ると休んだ気がしない日々でございました。
年明けの風邪は、甲子園風に申しますと3年連続3回目ですが
どうも実家で暴食してお疲れの喉に帰りの満員電車がとどめを刺しているのでは
と、今更ながら冷静に分析しております。
しかしどういう訳だかマスクをしていても帰宅と同時に寝たきりになりますので
ひょっとしたら精神的なものかも知れません。
もしくは刺し身で食された魚達の怨念か。
風邪の話は置いておきまして
本日は元気だった頃の帰省サイクリングの様子を簡単にレポート致します。
12月30日が我が家の”自由放棄の覚書調印日”であることから
毎年この日は調印相手と自転車に乗ることが多いのですが
2016年は、訳あって私の実家である高知への帰省とサイクリングをセットに致しました。
私1人であれば、しまなみ海道で海を渡り四国山脈を越え
直線ルートで1日あれば走りきれる行程なのですが
それを暖かいといえども冬のこの時期に調印相手に強要すると
十中八九多々羅大橋から投げ落とされますので
輪行を組み入れてなおかつ1泊というのんびりコースに致しました。
ちなみに十中八九の残り一割は因島大橋からの投げ落としです。
鯛のエサになる点は変わりございません。
宿泊は愛媛県南西部の宇和島。
しかし自走ですと結局高知に行くのと大差ない距離(200kmちょっと)になりますので
110km先の松山まで自転車、そこから輪行と致しました。
電車の時間に左右されますので、余裕をもって出発は7時半に。
雲は多目ですが、予報ではこの後晴れて暖かくなるそう。
同行者は8kg台の軽量クロモリロードですが
今回の私の自転車は、同じクロモリでもRALEIGH(ラレー)のランドナーです。
荷物を含めると30kg近い重量ですので
ロードバイクと比べると上り坂は大変でしたが
スプロケットを32Tに交換しておりますので
同行者に置いていかれることはございませんでした。
それよりも、少しサイズが小さいので
ハンドルバーの幅や短いクランクの違和感に足を引っ張られました。
反面久しぶりのダブルレバーは至極快適。
四国へ上陸してすぐのサンライズ糸山でのランチを飴に
そして松山を出る電車の時間をムチに同行者を急かした結果
実は予定よりも随分早くなってしまいましたが
それは内緒に取り合えず松山へ到着致しました。
そこから宇和島までは特急で約1時間半。
ランドナーのみ前輪だけを外すタイプの輪行袋で
その大きさが列車内で迷惑にならないか危惧しておりましたが
この特急”宇和海”にはサイクルルームが設けられていたので助かりました。
ちなみにこのスペースは、通常は予約をして
自転車をそのまま積み込むのですが
今回は他に利用者もありませんでしたのでただのスペース利用です。
そして宇和島では鯛めしを中心とした海の幸で
魚類の怒りゲージを上げまして。
翌日は、もういきなり輪行です。
しかも”海洋堂ホビートレイン”というスペシャルな電車です。
※手前の芋虫みたいなほう
海洋堂は全国的にも知られたフィギュア製作会社ですが
その創業者さんが高知のご出身という縁で、2016年から走りだした列車、だそうです。
この列車については予備知識がございませんでしたので
車内の異様な光景にしばし呆然と致しました。
1両編成にも関わらず、座席スペースの1/4をショーケースとし
その中に河童をモチーフとしたフィギュアが並んでおります。
他にも、ひょっとして運転手もそうなのではなかろうか、と疑う程に車内は河童だらけで
こりゃあえらい列車に乗ってしもうたもんじゃぁ、と日本昔話風に驚きました。
なぜ河童かは存じませんが、この列車は途中から四万十川に沿って走ることから
恐らくそこに残る河童の逸話がテーマになっているのではないかと思います。
私も子供の頃は、何かにつけ「シバテン(河童みたいな妖怪)が来るで」と
高知の祖母に脅かされていたものですが、故郷に今でもこうした伝承が残っているのは嬉しいですね。
しかし1時間これとにらめっこをしていると窓を開けて飛び降りたくなりますので
座る場所にはお気を付けください。
列車が四万十川と合流する江川崎駅で降りて
ここからは四万十川に沿って中村まで40km程南下です。
四万十川と言えば、CMなどでよく使われる沈下橋ですが
タイミングが悪いと、自転車でも逃げ惑う恐れがございます。
こちらはまさに死に物狂いで逃げ惑う同行者です。
この四万十川沿いのルートは、一部見通しの悪い道もございましたが
路面状態は概ね良く、交通量も多くはありませんでしたので
頑張った翌日ののんびりサイクリングには最適です。
しかし最後の中村駅前でよそ見運転の車にハネられかけるという…。
年の瀬の土佐ですので酒でも入っていたのでしょうか。
中村駅からはまたしても特急であっさりと高知駅へ。
年末に相応しく頑張らないサイクリングでしたが
天候も気温も最高で、かつ各地の珍しい観光ポイントを体験でき
さらには美味しいものも味わうことができて
普段自転車に縁遠い我が家のシバテンも満足したのではないでしょうか。
そして乗ってきたランドナーは、先日古希を迎えた父へ無理矢理進呈。
なんでもいずれはしまなみ海道や四国八十八ヶ所を自転車で巡りたい、と
言っておりましたのでそのお供にして頂ければ自転車も喜ぶのではないでしょうか。
しかしこちらも生粋の土佐人ですので、あれは酒の上での戯言だったのかも知れません。
ともあれ息子は真に受けておりますので、まぁ事故のないよう頑張ってください。
身内ネタ続きで申し訳ございませんが
最後はキッズ組の自転車コトハジメを。
(足が届かない)初26インチを乗りこなす5年生と
補助輪を卒業した途端暴走する1年生と
将来のカープの先発になるはずの2歳児です。
伯父バカの自覚はございます。