酒処サイクリング第二弾 せらワイナリー
まさに本日と明日がお花見のベストデイ!
というタイミングを見計らった様に昨日から雨模様の尾道よりこんにちは。
しかもこの悪天候は来週中頃まで続くとのことで
今年は青空を背景にした満開の桜を見ることが叶わないんだわ
と、独りやけ酒を浴びたい気持ちではございますが
お酒はやりませんので、麦茶でも飲んでまた来年の桜に期待致しましょう。
そんなアルコールとは縁遠い自転車屋がお送りする本日のブログは
まだ桜が期待できず、さりとて梅には遅すぎるという中途半端な3月末に行ってまいりました
酒処サイクリング第二弾、世羅巡りのレポートです。
第一弾は先日の呉方面ですが、あの吹雪に見舞われた日から
1ヶ月も経たない内に軽装で北部の高地を走れるとは感無量です。
そして何故無意味に酒処を目指すのか。
今回は何故平日ど真ん中にこんなに集まれるのか、と
嬉しさ5割、心配6割な5名の怪しい集団と一緒です。
内1名は脚の故障の為、車での同行となりましたが
これが荷物を預けられたり撮影をしてもらえたり
遅れたら轢かれるという精神的後押しをしてもらえたりと
ほうぼうで助けになりました。
今回の画像も何枚かはこのMさん撮影のものです。
色々とありがとうございますm(_ _)m
この日の天気予報も基本は曇り、時々降るかも、というものでしたが
尾道から北上するにつれて青空率が増え、気温も徐々に上がるなど
予想に反してなかなかのサイクリング日和でございました。
※見えづらいですが多分11度
ルートは極シンプルに184号線をひたすら世羅へ向かうという
1人の時はその交通量を嫌ってあまり選択しないものでしたが
流石幹線道路だけあって路面状態は良く
路側帯も概ね広いので意外とスムーズに走ることが出来ました。
そして行く先々で現れる専属キャメラマン。
その作品。
撮影機材はスマートフォンなのですが、画質はデジカメと遜色ありませんし
構図さえハマるとパンフレットに使えそうな玄人はだしの作品に見えます。
まさに弘法筆を選ばず。
自転車も機材より人、と言いますし。
(自転車商売としては失言)
世羅高原というだけあって
尾道からは全般的にダラダラと上っているのですが
それでも45kmという、それほどの距離ではございませんでしたので
和やかに走っている内に早々に目的地の”せらワイナリー”へ到着。
この「おいでんせぇ」という方言は聞いたことがありませんでしたが
恐らく「おいで」に類するウェルカムな意味だと思われます。
「おい!でんせぇ!」で区切ると身ぐるみ剥がれる気分になりますが。
世羅は梨で有名な町ですが、同じ果物繋がりか葡萄も名産らしく
そこから作られるワインは1つのブランドとして認知されているようです。
もちろん自転車と車で来た面々は試飲を舐めることすら出来ず
宝石のような葡萄100%ジュースで小さく乾杯。
比喩ではなく1秒で喉奥に消えていきました。
ちなみに全部が全部世羅産という訳ではない模様。
さて、意外とあっさり目的を果たした面々は
これから来た道を引き返すだけですが
ふとワイナリーの片隅で男の子心をくすぐる物を発見。
ノリで乗ります。
ヘルメットで安全対策はばっちりです。
それでは、小さなお子さんから
「ママー、大きな人たちが電車さんをいじめてるー」
という非難の眼差しを頂いた世羅の車窓からを8倍速でどうぞ。
最初は本当に好奇心だけで乗ってみたのですが
その紛うことなき本物の蒸気機関を間近で見ると
そのメカニズムや作動原理にいたく感動してしまいました。
こんな手のひらサイズの燃焼室(?)で1トン近い重量物を運べてしまうとは!
そのままそのミニSLに乗って尾道まで帰りたかったのですが
そのマイペースな速度に嫌気が差して途中でニトロ燃料を投じた結果
88マイルに達して、尾道はおろか現代にも帰って来られない事態になりかねませんでしたので
大人しく自転車にまたがりました。
ちなみに帰りはもちろん下り基調。
往路の半分ぐらいの時間で帰ってこられましたので
ある意味タイムスリップと言えるかも知れません。
そんなお気楽サイクリングでございました。
やっぱり気心の知れた仲間と走るのは楽しいですね。
また時間が合えば誘ってください。