冬眠前のご挨拶 2019


過去3回はネコ画像でありましたが
今年はその好物画像で始まります
恒例の「今年を振り返りましょう」コーナーですこんにちは。

何故唐突に刺身なのか。
まず個人的に今年を振り返ってみましたら
真っ先に思い浮かんだのが
この秋にまぐろ、いやまぐれで釣れたヤズでした。

ヤズはブリの小さいもので
大きくなるにつれハマチ→ブリ
と名を変えていくようですが
地域によって呼び名がバラバラみたいですので
その辺りはウィキペディってください。

ともあれ、釣った本人は
カジキがかかった松方弘樹さん気分で
壮絶なバトルを戦い抜き、ついに
「巨大ブリげっとぉぉぉ!」
と雄叫びをあげた時に
後ろを通りがかった地元のおばちゃんに
「ヤズね」と、皿田きのこの「イモね」口調で
切り捨てられましたのでやっぱりヤズみたいです。
でも美味しかったです。
ちなみに皿田きのこはアラレちゃんの刈り上げ少女です。
ワタシ、今名前を知りました。

個人的総括の年間1位が魚1匹、という
貧相な店主の1年はさておき
自転車屋の2019年はといいますと
まず去年と比較すると非常に安定した年でありました。

まぁ去年が未曾有の厄年でございましたので
それを下回る年もそう無いかとは思いますが
本来のあるべき4年目、という順調さでございました。

特筆すべきは秋のラグビーワールドカップ特需でしょう。
ヤズクラスの英会話力を自称する店と致しましては
レンタサイクルを求めて来店される
見上げるほど巨大な欧米系のお客さんを
片っ端からちぎっては投げちぎっては…
いやまぁ実際は会話の50%は勘ですので
どちらかというと(サジを)投げられておりましたが
ともあれ数多くの海外のお客さんを
出来る範囲でおもてなし出来たかなと思います。
国内外を問わず、ご利用頂いた皆さんありがとうございました。

ちなみに、「ありがとう」だけは
相手の母国語で言えるようになりたい、と
毎年コレクションをしておるのですが
今年増えたのはアラビア語とハンガリー語でした。
シュクラン&クスナム!

そして、増税の影響を心配しておりました販売ですが
こちらも例年並みにはご用命頂け一安心致しました。

ただその内容には特徴がございまして
まず一般車(電動アシスト付きを含むママチャリ)
の受注数が過去最高となりました。
その車種の客層はもちろん地元の方が主体ですので
これはこの4年間でより地元に浸透した証ではないか
と嬉しく思っております。

というより、店を一瞥されて
「ここはスポーツ車専門店じゃな」
と思われる方の誤解が徐々に解けているだけなのかも知れませんが。
当店は、修理も含めてママチャリウェルカムですよ!

もう1つこれまでに無かった特徴として
e-Bike(イーバイク)の販売数が急増したことが挙げられます。
特にe-Bike専門メーカーであるBESV(ベスビー)の人気が顕著で
その新興メーカーの宣伝努力が結実したのだと思いますが
今後のe-Bikeの更なる普及が予感される1年でございました。

車然り自転車然り、今後10年、20年で
電気を(補助)動力とする乗り物は
それが多数派となるほどに普及すると思いますが
e-Bikeに限っていえば、まず価格の大幅な引き下げが
その実現に不可欠であることは間違いないでしょう。
まぁ販売数とコストダウンは鶏と卵みたいなものですので
それよりは、バッテリーの生産コストが半分に
といった技術革新に期待した方が早そうですけども。
それはさておきのんちゃん良いですね。

さて、それらを踏まえた来年の抱負でございますが
まずオリンピック需要への備えが必要になりますでしょうか。

ラグビーという一競技だけで
あれだけテンヤワンヤ致しましたので
夏前にはそれにたいする準備を終わらせようと思います。
英語も、ハマチクラスにはレベルアップさせておきたいですね。

お客さん「ハゥマッチ?」
自転車屋「ハマチ?ノー、アイアムヤズクラス。バットアイウィッシュブリ。」
お客さん「…イクラデスカ?」
自転車屋「イクラ?ノー、ノットサーモンバットヤズ。」

もはや自分でも何を言い出したのかワカラナイ。

そう言えば以前回転寿司で見かけたこちらの案内も
日本語が全くワカラナイ方には不気味だと思います。

左から
「ワサビ無い」「水自体」「危ない」「ありがとう」
これ程までピクトグラムを補完していないケースも珍しい。

あとは、長いお休みを頂く冬休みの間に
少し考えております新機軸がございますが
これは上手くいった時点でまたご案内致します。

そんな訳で、本日より2020年1月17日(土)まで
冬眠に入りますが、なんだかんだでその半分は
店で作業をしていると思いますので
冬休み、というより”超不定休”と思って頂いたほうが良いかも知れません。
もし修理等でお困りの場合は、店内に明かりがついておりましたら
お気軽にお声掛けください。
その際、油断している店主がダミ声で
ビートルズなどを熱唱している可能性がございますが
気付かない振りをして静かにドアを締めて頂くか
自転車のベルをカーンと鳴らして頂ければ幸いです。

最後の写真は、2019年の納車納めとなりました
Panasonic(POS)のチタンロード”FRTC22″です。

(ホイールを含むパーツの半分は持込です)
今年もチタンフレームが人気でございました。

今年も多大なるご愛顧を頂き誠にありがとうございました。
良いお年を!