冬眠前のご挨拶 2024
いよいよ仕事納めとなりましたが
例年通り、気持ち的には今月頭には
既に納めておりましたので
これといった喜びも開放感も無い自転車屋ですこんにちは。
と言っておいてなんですが
今月に入って新車のご用命が
ひっきりなしでしたので
そこは例年とは違う点でしょうか。
仕事納めの気持ちではありましたが
自転車の組み立てにはいつも通り
細心の注意を払いましたので
今月納車させて頂いた方々はご安心ください。
「自転車がいつの間にか一輪車に」
という方がいらっしゃいましたら
年始は1月6日(月)から
営業しておりますので
その際にまたおっしゃってください。
さて、毎年恒例の
1年を振り返りましょうの時間です。
先ほど上げたブログにも書きましたが
まず今年も海外のお客さんで賑わいました。
国内の数ある観光地の中の
数ある自転車屋の中から
レンタサイクルやメンテナンスで
当店を選んで頂いたというのは
まさしく一期一会でありがたいことです。
中には二期二会以上のリピーターも増え
そういった世界中のお客さんと
当店のような小さな店との繋がりが
年々強く、また増えていっているのは
店を続ける上でのモチベーションにもなっています。
国内の方も含め、皆さんお越し頂きありがとうございました。
一方自転車業界としては
コロナ禍以降の低迷感が続き
これからスポーツ自転車を始めたい
という主に若い人の数は目に見えて減りました。
これも多分に漏れず
価格の高騰が主な原因ですが
それと、趣味に回せる余力との差が
自転車離れをさらに加速させているような気がします。
果たしてこれがコロナ禍以前のような
状態に戻る日が来るのでしょうか。
一方、その反動として
修理やメンテナンスのご用命は確実に増えました。
過去にパンクをしたから新車が欲しい
という富豪が来店したこともありますが
それは例外中の例外として
1台を大事に使う、というのは
販売する側から見ても大事なことですので
これは良い傾向だと思います。
さらに、個人的にも新車販売よりも
修理のほうが何倍もヤル気が出ますので
まさに「禍福は糾える縄の如し」
きちんとバランスが取れているようです。
あとはカープのことですが
こちらは確かセ・リーグの試合自体が
今年は無かった様な気がしますので割愛。
そして誰も望まない店主個人の1年ですが
サイクリングの最長距離は
瀬戸田往復の60kmでした。
生口島自体数年ぶりでしたが
話には聞いていたものの
道中色々と変わっておりまして
まるで浦島太郎の様でした。
しかしそれがサイクリング目的では
無かったのが自転車屋として問題ではありますが。
その時の目的地は瀬戸田にある美術館で
目当ては冒頭の写真の三国志
しかも人形劇の方の三国志でした。
NHKの人形劇三国志は
視聴可能な番組が制限されていた
子供時代において、毎週観られた
数少ない番組の一つでした。
後は大草原の小さな家とか
クイズ面白ゼミナールとか。
そういえば世代のはずなのですが
ひょうきん族は一度も観たことがありませんし
11PMは中学の修学旅行の時に一度だけぐふふ。
別に父親が堅苦しい銀行員
という訳ではないのですが
まだNHKなら安心、という時代だったのでしょう。
そんな訳で、あの川本喜八郎さんの人形は
個人的に非常にノスタルジックで
これはサイクリングという高い障壁を
超えてでも見に行かねばなるまい
と思った次第です。
結果、一番のお気に入りであった趙雲や
呂布の青ひげも見られたので満足でございました。
いつの間にやら今年の総括というより
人生の締めくくりになっておりますが
とりあえず今年もつつがなく終えられてホッとしているところです。
ご来店頂いた皆さん誠にありがとうございました。
来年もマイペースで邁進…ではなく
ただぼちぼちとやっていきますので
引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
皆さん良いお年を。
(と言いながら寝正月の準備に入る店主の図)