改装工事第3弾(ラスト)
先日とある店で、「本立てはどこにありますか?」と尋ねたところ
「ブックエンドのことですか?」と聞き返された昭和枯れすすきですこんにちは。
しかし、言われてみれば確かに”ブックエンド”という言葉は
知らぬ間に市民権を得ておりますね。
それは英語としても正しく自然なのですが、しかしその広まりはここ最近に
しかも何かしらの不自然な力の下で進んだような気がするのです。
私が子供の頃にブックエンドなんて呼ぶ花輪くんみたいな人はおりませんでしたし
その唐突な外国語の標準化には、順守をコンプライアンスと
家庭内暴力をドメスティックバイオレンス、さらには略してDVとするような
格好つけや物事のぼやかしという、言葉の歪みがあるように思えます。
という、のっけから本立てが通じなかったオッサンのボヤキでした。
傘立てが「アンブレラスタンド」、略して「US」と呼ばれる日までは生きられないと思われます。
店作りも佳境を迎え、なかなか更新作業をする時間もございませんが
しかしその割には傘立てについて12行も述べなおかつ今行数を数えたのは置いておきまして
前回忘れておりました、プロによる改装工事の最終章をご紹介致します。
まずは、以下の2枚の写真から間違い探しを。
そうですね。
正解はドアとシャッターの開閉具合でした。
ついでに左の白い壁も開いたのですが
事前に木枠を作成されていたとは言え、その工事所要時間はわずかに2時間ほど。
毎回申しておりますが、プロすごい。
結果店内がさらに明るくなりましたし
何より表から店内の様子がより見やすくなったと思います。
これで、「この店に入ったら生きて出られないかも…」と不安に思っていらっしゃった方も
安心してご来店頂けることでしょう。
ちなみに、「おたくの店の技術リテラシーに対する我々のコンセンサスは…」
と仰る方は、飛んでくる本立てを上手くよけないと身の保証はございません。
最初の写真は、反改装工事中の甥っ子(1歳8ヶ月)です。